WordPressの自動更新はwp-config.phpで細かく設定可能
2023-11-10 記載
概要 : WordPressの自動更新を「メンテナンスリリースとセキュリティリリースのみ」に。
Keyword : WordPress, 自動更新, AUTOMATIC_UPDATER_DISABLED, wp-config.php,
WordPress6.4.1がリリースされて、自動更新しましたというメールがいっぱい届きました。テスト用とかローカルとかクローンとかあっちこっちにWordPressをデプロイしていたので。 自動更新が有効かどうかは「文章が少しわかりにくいのでは?」と思うのですが、 管理画面の[更新] の表示が以下のどちらかであるか。
- このサイトは WordPress のメンテナンスリリースとセキュリティリリースのみで自動的に最新の状態に保たれます。
WordPress のすべての新しいバージョンに対する自動更新を有効にします。
- このサイトは WordPress の新しいバージョンごとに自動的に最新の状態に保たれます。
メンテナンスリリースとセキュリティリリースのみの自動更新に切り替えます。
上が「勝手な更新はやめて」派が選ぶべき状態。
どちらにも「自動的に最新の状態」がはいっているからややこしい。
どっちにしろ何かは「自動的に更新される」のですが。
「やめてくれないから、自分で設定します」派は、
wp-config.php に以下の1行を書けば一切の更新はされなくなるとのことです。
define( ‘AUTOMATIC_UPDATER_DISABLED’, true );
こう設定すると管理画面の[更新]の表示はこうなりました。
- このサイトは新しいバージョンの WordPress の自動更新を受け取りません。
文言がこんなふうにちゃんと対応してくれてるなら、[更新]の選択をラジオボタン3つにしてくれたらいいのに、と思うのですが深く考えてみるとそれは自分都合で、WordPressも普及して世界の一部になってしまった現在、セキュリティリスクで世を混乱させない責任がのしかかってきて、簡単に更新ストップにさせない仕組みをとっているのでしょう。
一方で、wp-config.php を誤って書き換えるとサイトがダウンする可能性もあるので自己責任で!と注意されていたら、そこであきらめる人もいるだろうし。
しかし何かをするのに「自己責任」とはよく使われてますけど、パソコンの設定・運用関係でうまくいかないことを「他人の責任」にできるケースなんてまずないので、なんなんでしょうね。
ということで本Blogではあらゆる設定等で「自己責任」は当たり前なので、それを注意喚起するのは省かせてもらいます。
ちなみに私は「メンテナンスリリースとセキュリティリリースのみの自動更新」が行われてそれのせいでサイトが不安定になったとしても、即座に次のリリースがされて知らないうちに回復してるだろうから、WordPressは「メンテナンスリリースとセキュリティリリースのみの自動更新」に設定しました。
どういうケースなら
define( ‘AUTOMATIC_UPDATER_DISABLED’, true );
が好まれるかは例えば、ローカルでテスト的に動かしているWordPressでネットが従量制課金だったりしたら、無用なネットワークトラフィックを減らすためにDISABLEDはあるでしょう。